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皇紀2597年は、昭和12年にあたり西暦の1937年で、日中戦争の開戦の年でもある。 前年の昭和11年に十二試艦上戦闘機計画要求書としてまとめられた計画が、後に、そして世界にゼロと呼ばれる帝国海軍の翼、零式艦上戦闘機の設計開発が始められたのが、昭和12年、1937年、皇紀2597年です。 ゼロ戦と呼ばれる機体が制式に採用された年、軍の規定ではその年の下二桁を名称に冠する取り決めから、制式採用された、昭和15年、1940年、つまり皇紀2600年の下二桁である00から、零式と呼称されることになりました。 連合軍コードネームジーク(Zeke)と呼ばれ戦中戦後を通して、帝国日本を代表する戦闘機として、世界の戦史にその名を永遠に刻むことになりました。 Zekeは故国では見捨てられた軍国主義日本の象徴でしたが、Zekeを知るかっての敵たちは、畏敬するZekeの帰るべき場所へZekeを届けるべく、情熱と愛情を注ぎ込み、Zekeは今もそこに、そう大空に在ります。 遅ればせながら故国においても零戦は修復保存が僅かではありますが行われています。 新開地の南、ガスビル。 皇紀2597年に建てられたモダンなビル。 ゼロ戦と共に歩んだ時間は、このビルにとっても新開地、神戸、日本にとっても戦争の時代でした。 神戸は東京空襲のシュミレーションとしても爆撃され、軍需工場への爆撃と空襲を連続して受け続け、死傷率においては最も高い値を示したことからも判るように、徹底して破壊された都市の一つです。 このコンクリート造りのモダンであったビルはその戦災をくぐり、さらには震災に至るまでの自然災害を経験しながらもこうして、新開地の歴史と共にこの場所で時代を見つめてきました。 左の茶色いビルがガスビルです。 |
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